遺言相続って?
遺言とは、被相続人(遺産を残す人)が亡くなる前に自身の財産の行方を決めることで、最終の意思表示を形にし、死後に実現するものです。
そして、『遺言相続』とは被相続人が遺言をしていた場合に、これに従って遺産を相続する(遺産を分ける)方法をいいます。
逆に遺言がなく、民法に従って遺産を分ける方法を『法定相続』といいます。
またその相続人を『法定相続人』といいます。
「遺言書」作成のおすすめ
本格的な少子高齢化社会の到来を迎え、遺言・相続等による財産の承継事務、管理事務、処分事務等の法的事務処理について、司法書士への相談・業務依頼が急増いたしております。
また他方において、中小企業の事業譲渡や債務整理に起因する担保付不動産の任意売却手続きの依頼等も増加する傾向にあります。
これらの財産管理業務業務等は法律家がしっかりと関与して、適正かつ透明で公平な手続きをもって処理すべき業務であると考えています。
司法書士は、これまで登記手続きの専門家として社会的に認知されてきましたが、一連の法改正によって、従来の業務に加え、他人の事業の経営や財産の管理もしくは処分を行う業務をすることが出来るようになりました。
私のこれまでの47年間にわたる司法書士としての経験から、親族間での無用の争いをなくするよう「遺言書」を作成しておくことをお勧めいたします。