司法書士は法令により皆様の依頼を受けて、財産の管理や処分、事業の経営に関する業務を行うことができます。

皆様の大切な財産の管理や処分、企業の経営のサポートはプロフェッショナルとして、法令や実務に十分に精通した司法書士に依頼することにより、手間や時間の負担を大幅に軽減できるだけでなく、安心で質の高い手続きを進めるこができ、結果として依頼者にとって多くの利益があるものとなるでしょう。

近年、相続等による財産の承継事務、管理事務、処分事務等の法的事務処理について、専門家への需要が多く発生しております。

中小企業の事業譲渡や債務整理に起因する担保付不動産の任意売却手続きについては、不動産業者や事務処理の裏付けとなる法的資格のないコンサルタント等が不透明な方法で処理しているケースもあるようです。
本来、この財産管理業務業務等は法律家がしっかりと関与して、適切かつ公正な手続をもって処理するべき業務であると考えております。
一連の法改正により司法書士は、従来業務に加え、他人の事業の経営や財産の管理若しくは処分を行う業務をすることができる旨、法令に明示されました。

法律専門資格者による事業経営業務及び財産管理業務処分業務の重要性が増してきているとの認識に立ち、その適正な普及促進を図り、同業務に関して優れた知識と技能及び職能倫理を有する財産管理業務業務の専門家として国民の権利の保護に寄与することを目的としています。

網倉司法書士事務所は認定司法書士として簡裁訴訟代理業務を行うことができます。
簡裁訴訟代理業務とは『民事に関する紛争で、紛争の目的の価額が１４０万円以下のものは、簡易裁判所において訴訟代理人になることや、裁判外での和解に関して代理すること』です。

これは網倉司法書士事務所が法律のプロとして皆様の代理となり、ご要望を叶えるお手伝いを広く対応させていただくことができます。まずは悩まずにお気軽にご相談ください。

遺産の管理・承継

遺産の承継手続きは、戸籍の調査等による相続人の確定、遺産の調査、遺産の調査、遺産分割、各財産の名義変更等の手続きなど、多くの煩雑で難しい手続きが必要となります。

また、アパートなどの収益物件等は、手続き中も家賃の回収などの管理が必要となります。そのほか、相続手続きでは生命保険金や年金・社会保険の手続きも必要となる場合があります。
司法書士は、これらの複雑な手続きを法律上適正かつ円滑に進めていきます。

遺言の執行

司法書士は、遺言を書いた方に遺言で指定されて、または家庭裁判所から選任されて、遺言の執行者（遺言の内容を実現することを任務とする者）となります。
遺言を書いた方の意思を確実に実現するために、遺言執行者は、相続人や関係者と調整しながら、適正に遺言を執行します。
遺言書を作成する時には、司法書士を遺言執行者として指定しておくと、安心です。

財産の処分（売却等）

生活再建のために、オーバーローンの不動産を売却して担保を抹消してもらうときなどは、金融機関や行政機関との調整などが必要となり、ご自身で行うのはなかなか難しいものです。
司法書士はこのようないわゆる任意売却などにおいても、不動産業者や金融機関、行政機関と連絡調整して、不動産の売却が円滑に進むように皆様のお手伝いをすることができます。

企業の経営支援

司法書士は、商業・法人の登記手続きにおいて、法務顧問として、適切なサポートをしていきます。
コンプライアンス※の重要性が増している中、適切な相談・助言を行える司法書士が身近にいることは、企業にとって、法的なリスクの軽減や経営の安定など、多くのメリットを生みます。

※コンプライアンス

『法令違反をしないこと』つまり『法律や条例を遵守すること』となります。社内規程・マニュアル・企業倫理・社会貢献の遵守なども含まれます。

このほかにも司法書士は、成年後見制度に関する業務、相続における相続放棄や限定承認の手続きの支援、アパートなどの収益物件の財産管理、行方不明者の財産管理業務、企業の業務執行者（取締役や清算人等）への就任なども行えます。